「るんびにい美術館へ」 岩手を巡る 2025年9月

岩手県花巻市にある「るんびにい美術館」へ行って参りました。今回は福家個人の社会勉強で GENのこれからを考える上で視野を広げようと訪れました。ここは岩手の花巻市に拠点を構える社会福祉法人光林会が設立した施設で 障がいある人たちの作品が展示されている美術館です。岩手で最初に障がいある人たちの制作を福祉に取り入れ その歴史も長く 岩手の代表的な福祉アートの事業所です。今話題のヘラルボニーの原点だとか その昔 ヘラルボニーが動き始めたばかりの頃 光林会が共同・協力で企画を提供していたらしい…

1Fは2つのギャラリーが併設されていて どちらも充実した企画展(写真展)が開催されていました。広さもほどほどで十分 毎回自由に企画展を考えて実施できるなんて信じられないですね。うらやましい限りです。

写真展 ブース2

1Fにとてもシックでオシャレなカフェがあります。カフェギャラリーのような店内で 珈琲のお値段もお安く ランチも美味しくいただきました。このカフェでは施設利用者さんが働いていました。

2Fへ上がる階段途中も展示スペースになっています

このまま2Fのアトリエへ繋がっています

2Fのアトリエは 社会福祉法人光林会の福祉施設として利用者さんが毎日通ってきてここで制作しています。このアトリエで完成した作品や 光林会の他の施設の利用者さんの作品が美術館内に展示されているという訳です。アトリエでは さおり織とか絵画とか 立体とか それぞれに自由に制作しています。美術館と働く場所が一体となったとても珍しい福祉施設でした。

アトリエ主任の佐藤さんからこれまでの活動やアトリエの制作の様子など 詳しくお聞きしました。とてもナチュラルな方でその人柄に感銘を受けました。最後に 社会福祉法人光林会の本拠地にもアトリエがあると聞いて 光林会の本拠地へも突撃訪問させていただきました。社会福祉法人光林会は広大な土地に複数の施設を構える総合福祉事業の巨大組織で その大きさには感服 福祉という名だたる様々な事業を一括で展開する岩手の巨大組織で るんびにい美術館はそのひとつに過ぎない といった感じでした。やはり土地と財力は必須か?と自問自答しながらの帰郷となりました。横浜で美術館とアトリエを合わせた福祉事業はできないものか?と考えながら 夢のような話だけど…
最後に貴重な話を社会福祉法人光林会の施設長からお聞きしました。それは「利用者さんがある日 突然絵を描かなくなった」と そういう突然絵を描かなくなった人が複数出てきて今に至り 美術館に展示できるような作品が生まれなくなったと言う。以前はマスコミや企業 世間に注目されるような絵を描く利用者さんがたくさんいたが 今は絵を描く人がいなくなってしまった それゆえ美術館にも陰りが出始めていると言う。人はある時 突然変化変容するものらしい 当然絵を描くことが生命的行為であるかのように思えた人が 突然やめてしまう この話はぞっとしました。福家も もたもたしてられないなと GENのメンバーがある日突然絵を描かなくなってしまう日が来るのかもしれない もう絵を描く必要がなくなってしまう 絵を描かなくても生きていける それはいいことかもしれないけど そんな風に変化変容してしまう前に GENの場所を確保しなければ と思いつつ 横浜へ車を走らせた次第
