対話型作品鑑賞会を開催しました in 弘明寺 3月 2019
あーとすたじお源の作家2名による「ふたりの作家の物語」展を生かして 会期中にギャラリー内で展示作品を使った対話型作品鑑賞会を開催しました。対話型作品鑑賞会(VTS)とは 少人数のグループでナビゲーター役のファシリテーターを介して作品を鑑賞しながら心の中に感じたものを言葉にして自己内から表出してみる というもの。これは 自分でも自身の心の中に潜むものに日ごろから気付いてなかったり 感じていても気付いていない またはどのように感じたり思ったか 自覚のないままわからずに通り過ぎてしまうことがある。そこで対話を交えることでまったく違う現象がその場に起きる。ひとつのものを複数で鑑賞することで 互いに共鳴しあうように対話が生まれ 対話が心を表出させていく。そこに気付かなかった自分を見つけ 自己理解へと深まることができる。そんな場づくりを地元で作りたいと以前から考えていて今回に至りました。参加対象は横浜市内の小学生と中学生の1グループでした。
こんな感じで始まります。VTSは初対面の人たちでグループになることが多く この日も初対面メンバーで始まりはやや緊張気味でした。今日はどんなことをするのかな?大人のファシリテーターが説明しています。今回のファシリテーターは木村真理子さん。フリーのデザイナーです。
ここからは みんなが自由にギャラリー内を廻って作品を鑑賞します。それぞれが何かひとつ気になる 気になった作品を選びます。なくてもOKです。
自由鑑賞が終わったら みんなで集合して 一人ずつ順番に気になった作品を紹介します。そこで今回みんなで対話型鑑賞するひとつの作品を選んで決めます。ここからが対話型鑑賞会の本番スタートです。
みんなで鑑賞する作品を決めたら ファシリテーターが自然に鑑賞者のメンバーに投げかけていきます。気になるところ 気になる部分 感じること 自分の見え方などなど 何でも自由に少しずつ言葉に表していきます。初めは初対面だからぎこちないけど だんだん緊張もほぐれ さりげなく言葉が出てくるようになります。不思議と自分の中にある見えないものが言葉となって表れてきます。
気がつくと あっという間にタイムオーバー 対話型鑑賞会は結構短めの時間で終わります。不思議ともっとやりたかったと思うくらいの所で終わります。気分ものってきたところで終わるような感じです。今回はどうだったかな?おもしろい自分 知らなかった自分 気付かなかった自分に会えたかな?